
【ONE BATTLE AFTER ANOTHER】
2025/10/03公開 アメリカ 162分 PG12
監督・脚本・撮影・プロデューサー:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:レオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、レジーナ・ホール、テヤナ・テイラー、チェイス・インフィニティ
これは、逃走劇のフリをした闘争劇。
STORY: 元革命家のボブは、最愛の娘・ウィラと共に平凡な日々を送っていた。しかしある日突然ウィラが何者かにさらわれたことで彼の生活は一変する...
元革命家の頼りない中年男ボブが、さらわれた愛娘を取り戻すために、かつての仲間や謎めいた空手のセンセイの助けを借りながら、狂気をまとった恐ろしい軍人ロックジョーに立ち向かっていく。監督は『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ザ・マスター』などのポール・トーマス・アンダーソン。
久々のレオだ~てことで鑑賞。162分もあるので時間の都合でMOVIXまでプチ遠征。前半と後半で2部構成な感じで、前半の革命家のパートはついていくのに必死だったけれど、後半はガラッと雰囲気がかわり娘を探す所からコメディ路線になりさらに面白くなっていきました。162分と長いけれどダレることなく、展開もスピード感あって時間は気にならなかったです。
とにかくテンパっちゃったレオが最高だった。特にパスワードのくだりでのブチ切れる所が好きー~思い出しても笑ってしまう。あと若い子と逃げるくだり...年齢差を感じる所(演技だよね?)も笑えた。笑えるレオは最高だ!! そして娘を大事に思う良きパパの姿は素敵でした。
センセイのベニチオ・デル・トロや、かなりキモいしつこく追いかけてくるショーン・ペンとか、クセのあるキャラで強烈に印象に残る...特にショーン・ペン💦
カーチェイスのシーンは見ごたえあり。特にクライマックスはハラハラドキドキ。撮影の仕方が独特で新鮮でした。路面を映してスピード感を出す感じは好み。凹凸の激しい道の使い方がうまい~。どう切り抜けるのかと思ったらそうきたかと。
コメディ要素はありつつも、人種差別や移民問題も織り交ぜられシリアスな背景もある。そして親子の絆も描かれジーンとしてしまう所もあり。様々なテーマが詰まっているけれどバランスが良い作品になってて、見終わった後に余韻が残る作品でした。
鑑賞日:2025/10/04