
【SUPER-EXPRESS 109/THE BULLET TRAIN】
1975/07/05公開 日本 153分
監督:佐藤純弥
出演:高倉健、山本圭、田中邦衛
新幹線ひかり109号≪東京=博多間≫が 爆弾を仕掛けられたまゝ発車した!
STORY: 新幹線の乗客を人質にとった爆弾脅迫事件が発生した。爆弾は走行中の新幹線に仕掛けられており、列車の速度が時速80キロ以下になると爆発するという。巧みなポイント切り替えによって、新幹線は速度を維持したまま南下していく。だが、その終点は間近に迫りつつあった... (allcinemaより)
Prime Videoのおすすめに出てきたので鑑賞。本当は2025年版が観たかったけれど、ねとふり契約していないのでまずこちらを観てみました。『スピード』の元ネタでもある1975年の作品。『スピード』を当時観た時はオリジナルだと思ってたので、まさか日本の作品からヒントを得て作られたとは知らなかった...先取りでしたね。
50年も前の作品だけど今観てもすごく面白かった。0系の団子っ鼻の新幹線が懐かしいし、当時の東京駅や街の様子やこの時代背景も興味深い。スマホ、携帯電話すら存在しない時代なので、外の情報は全く入ってこないのは不安。外に連絡するにもひとつの電話機の取り合いでパニックになるのも時代を感じる。そんな中で、一車両貸し切り状態の“だいじょうぶだぁ~”な集団は何???? 笑。
走行速度が80キロを下回ると爆発する...、やはり条件がついたパニックものはハラハラさせられる。新幹線の全景はミニチュア感があったけれど、車内でのシーンは本物の車両を貸し切ったようなリアル感あった。司令室もきっとこんな感じなんだろうなリアル感があった。運転室と司令室とのやり取りも緊張感ある。宇津井健さん良かったなぁ。高倉健さんはてっきり国鉄側だと思ったのに犯人側だったとはびっくり。
爆破計画や脅迫の仕方が今見るとつっこみどころがあるけど、153分もあるのに緊張感ある展開で最後まで引き込まれて観ることができた。キャスト陣も超豪華ー、そしてみなさん若いーっ。
ウィキペディアによると国鉄からは協力はなかったそうで、盗み撮りもあったとか...とんでもない映画づくりをしてたんだと驚くー。まさかの盗み撮り...笑った。でも2025年版は協力してるのだから時代は変わったもんですなぁ。そんな非協力的な中でもリアルにこだわって作られただけあって、50年後も見劣りせずに観られるのは製作側の本気度を感じました。
2025年版....観たいな~(ほかにも契約中があって後回しに...)いつか!
鑑賞日:2025/11/09










